希心の教義

希心の教えは、立教の大綱に示されてある通り、釈尊の説かれた妙法蓮華経(法華経)を基とし、各自が各家庭に於て御先祖を供養することに始まります。

希心会はいずれの宗派にも属さず、信仰の原点に立ち、先祖の供養を正しい行法で自ら行うことが根本なので、あなたの家が何宗の檀家になっていても構いません。

各家庭にはそれぞれ億々万劫といわれる遠い過去から現在に至るまで、数々の悪因縁が積み重なっております。このまつわる因縁を洗浄するには、釈尊が「諸経の中の王なり」「この経は能く一切衆生を救いたもう者なり」として悪世末法のために説き遺された法華経に帰依、随順し、その教えを正しく実践することが第一です。

その法華経の根本の大義は、菩薩行にあります。すなわち世を救い、人を救わんとする釈尊出世の大誓願を我がものとし、及ばずながら行ずることにより、各自各家庭の悪因縁も洗浄され、幸福な家庭が築かれるのです。

希心会はこの因縁洗浄のため、特に他の教団にはみられない行法、すなわち、正しく霊界の神仏、先祖の御詞、御心を取り継ぐ霊感の御指導を常時頂いております。何十人という霊感者が日夜、その行に励みしかも一切の金銭、供物を頂きません。

この御指導という行によって、御経巻の供養だけでは成仏できない御先祖、御因縁の成仏も可能となります。

また希心会の最大の行法として、春の清澄山、秋の身延七面山という霊山での修行があります。この修行に参加することによって、信者はさらに深いところの因縁の成仏が頂けます。したがって、この希心の教えに素直に随順し、行ずるならば、各自の寿命も増益され、各家庭の幸福が得られることになります。

各家庭の安泰が成就されるなら、国家も安穏となる道理です。ひいては世界の平和につながります。

希心會では、これらの目的を達成するために、在家の信仰としての本分を忘れず、会長以下全員が無給で奉仕し、日々行を続けています。