平成30年元旦会長挨拶



 新年明けましておめでとうございます。
まず、旧年中会員の皆さんが一生懸命希心の法華経の行に励んで頂いたことに感謝申し上げます。
 
 先代会長が霊界に還り、私が会長に就任したのが平成20年の1月ですので、ちょうど10年目の年となります。「10年ひと昔」申しますが、近年の科学技術の変化は、この言葉の意味をまったく変えてしまっています。10年どころか「1年ひと昔」と言ってもおかしくない時代です。そして、この急激な変化により、私たちの住むこの地球自体が大きく目に見えて変化をしてきています。そして、環境や私たちの生活だけなく、人々の考え方、心までもが大きく変わってきています。そんな時代の変化の中で、私たち希心會の会員は、今年何をすべきなのでしょうか?何ができるのでしょうか?

 我々希心會の会員は、希心會発足以来65年間変わらず続けてきたように、先祖供養を通して霊界の順序を頂き、世の中の苦しんでいる人々を救いあげなければなりません。私たちは、政治や国防といった表の事ではなく、陰の順序をしっかりと取ってゆくことで、この国土、国家、人民を救って行かなければなりません。この行は表には出ず、世間の人々には見えないことですが、病気が医療だけでは治らないように、私たちの行は、多くの順序をこの国に、世界にもたらしています。希心會の年々の行によって、どれだけ人々のためになっているかは計り知れません。

 そして、今年も私たちがその役を果たすためには、会員一人ひとりが希心の法華経を正しく理解し、正しく行じなければなりません。希心の法華経を正しく行じるためには、特に導師と言われる方々は、この元旦にあたり、改めて自分の考え、行、そして生活態度も含め振り返り、反省すべきことは反省し、良いところはさらに伸ばすということをして頂きたい。導師の言動が、皆さんにつながる信者の皆さん一人ひとりに直接影響します。新年は、信者を導くことができる自分なのかどうかを、自らに問う良い機会です。これは会長以下、支部長、導師、霊感者が率先して行うべきことです。

 そして信者のみなさんも、もちろん導師も含めてですが、常に謙虚な気持ちで行に励んで頂きたい。教えて頂いたこと、指摘して頂いたことは素直に受け止めて一つひとつ反省し、改善して更に前進の行をして頂きたい。今年一年が実りある年になるように行動し、しっかりと結果を出し、一人ひとりの使命を果たすための秘訣が「謙虚」であるのです。

 この10年間、常に導師には「現状維持は衰退ですよ」と言い続けています。日々激しく変化するこの時代に私たちは生きています。守り、継続すべきことはしっかりと続け、変えた方が良いことは勇気をもって変えて行く、その叡智があるかどうかが私たち希心會会員一人ひとりに問われているのです。この世界を良くし、人々を幸せにするのは、皆さん一人ひとりの行にかかっているのです。私たち個々の力は微々たるものかもしれません。しかし、今日ここに千人以上の会員の方々が集まって頂いているように、私たちには志を同じにした仲間、「同志」がたくさんおります。ぜひ希心會の同志として支部の枠を越え、教えあい、励ましあい、互いに切磋琢磨して頂きたい。遠い道のりであり、難行苦行の道のりであることはもとより御経巻の中に説かれています。しかし、希心會が、会員一人ひとりがしっかりと日々の行を行い、天変地変を抑え、命を尊び、人々の心を良くし、皆さん自身の幸せを実現できる様に進んで行きましょう。

 私たちが毎日唱える回向文に「願わくは此の功徳を以て普く一切に及ぼし、我等と衆生と皆共に仏道を成ぜん」とあるように、正しい教えが一切の人々にも行き渡るように、今年も共に菩薩道を、仏道を歩んでゆきましょう。 合掌


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